このコーナーは、架空の高校生ゴーカ君。そんなゴーカ君の人生をリスナーが作り上げていくバーチャルシュミレーションゲームです。
都内私立高校「ミラクル学園」の3年生。
身長173cm、体重58kg、血液型O型。
明るくて、ちょっとすっとこどっこいな男の子。
3人兄弟の真ん中で、同じ高校に通う妹がいる。
ちょっとあがり症で、緊張すると耳が赤くなってしまうことに困っている。
ミラクル学園野球部に所属。2年生のとき都大会に2度出場しているが、 いずれもファーストフライで、レギュラーへの道は厳しそう。
クラスでは人気者。 休み時間には得意な物まねでクラスメイトの笑いを独り占めにする、なかなかの芸達者。
好きな女の子の前ではくしゃみが止まらなくなってしまう。
フルネームは「祝(いわい)ゴーカ」
野球部マネージャーの広末涼子似の女の子、モデルをしている榎本加奈子似の女の子の どっちも好きだ。しかし、当分の間はその想いを伝えることは出来そうにない。
ゴールデンウィークに最近免許を取った先輩とドライブをする計画と家族旅行をする計画がある。
坊主頭である。
真面目そうだが、軟派な一面もある。
結局、ゴールデンウィークは家族と一緒に、那須塩原温泉に行くことに。
ゴーカ君は6人家族である。
ミラクル食品に勤める父と、おしゃべりな母は、ダンスパーティーで知り合って恋愛結婚。
兄のソーカ君は現在、大学2年生で、今ブラジルに夢中。
ゴーカ君と同じミラクル学園に通う妹のユーカちゃんは、辺見えみりに似た、かなりかわいい女の子。 ゴーカ君の友達、小笠原君が盛んにアタックしている。
おじいちゃんは、とんでもないボケを連発してゴーカ君を困らせている。
ペットは妹がポメラニアン、おじいちゃんが金魚と鈴虫を飼っているが、ゴーカ君は猫を飼いたいと思っている。
正義感が強く、ゴキブリやなまはげに強い。
まもなく18歳になろうとする現在もサンタクロースの存在を信じている。
車の免許を取ろうと思っている。
実はエスパーなのだが、その潜在能力に全く気がついていないために、その力は一生使われることはないだろう。
口癖は「にんともかんとも」
第38回ミラクル修学旅行は、学園長の出身地、長崎県のある九州に決定。
新幹線、飛行機、バスといろんな乗り物を使った豪華な旅行。
太宰府天満宮→福岡ドームでの野球観戦→グラバー邸見学→別府の温泉→宮崎シーガイヤでのボディーボード教室。
予算オーバーのため二泊三日の強行スケジュール。
ゴーカ君のかばんの中には、替えの洋服以外にプレイステーションが入ることが決定。
目覚まし時計を14個用意。自分の枕も持参。
荷物はスーツケース4個分。
興奮して眠れないときのおまじないは、おじいちゃんに教わった「チチンプイプイ」
真夜中3時に有料チャンネルをつけてみたが、普通のチャンネルだった。しかも、砂嵐だった。
広末涼子ちゃん似のマネージャーが入浴しているという情報を聞き、女風呂を覗こうとしたが、すでに居なくて、 50過ぎの先生の入浴中だった。
ハードスケジュールのためゆっくりおみやげを選ぶ暇がなく、結局太宰府天満宮の合格祈願のお守りを10個も買ってしまった。
ゴーカ君は和食党。
ご飯を食べるときには絹ごし豆腐を欠かさない。
拾った猫を飼うことが決定したが、飼い主が見つかったために涙の別れをすることに。
ゴーカ君のクラスの学級委員の相模原君が腕立て伏せのやりすぎで骨折したために、ゴーカ君が代わりに生徒会に出席することに。
ゴーカ君のクラス3年月組の担任は英語の先生。
日根文子というお色気むんむんの女教師。
ニックネームはひーふーみー。
生徒を注意するときは、人差し指をクイックイッと出しながら、色っぽい声で「ゴーカ君。Come on!」と生徒指導室に呼ぶため、 男子生徒はしっぽを振ってついていく。
しかし、生徒指導室から悲鳴にも似た男子生徒の声が聞こえる日は必ず日根先生がこの部屋を使用している時だという噂である。
ミラクル学園校則 第19条 男女交際「交換日記でお互いの理解を深めてから。」
山口智子に似た保健の先生。
あたりめが大好きで、消毒用のアルコールを薄めて飲むという噂が。
いつも顔が赤くなっている。
神田川敏江26歳。
ゴーカ君の仲間内では保健室は「スナック敏江」、敏江先生は「ママ」と呼ばれている。
学園長はもめ事が大好きで、いつも旅に出てしまう水戸黄門タイプの恒崎哲朗。
野球部監督は、近藤春人59歳。
かつて東京6大学リーグで活躍した名選手。
2番打者だったせいか、やたらとバントとスクイズにこだわる。
しかし結構強かったりする。
実はミーハーで、自慢したがり。
でも、持っているサインが西村雅彦と中村梅雀で、「次は末広涼子のサインが欲しいなあ」というあたりがおやじである。
野球部の監督に気に入られているキャプテンは、ゴーカ君とクラスが一緒。
練習で疲れている部員を見ると、「もっとお肉を食べなきゃダメだよ」が口癖。
予想通りお肉屋さんの息子。
小野寺蛾冶朗。
しかし、小野寺が密かにダイエットしていることは知られていない。
ミラクル学園は昭和2年に作られたレンガ作りの旧校舎と、3年前に作られた新校舎が建っている。
学園長の粋な計らいで新校舎にはそれぞれの階に滑り台が付けられているが、5階より上からはまだ誰もすべりおりたものはいない。
巨大プールに浮かぶミラクル無人島には、熱帯のような森があり、夜になるとライオンが吠えているので、島に上陸したものはいない。
2つの校舎と体育館が合体してロボットになったのを見た小学生がいる。
テストの前日、お母さんが借りてきたつぶやきシローのビデオをついつい見てしまってピンチ。 あわてて机に向かったが、頭の中からなぜかつぶやきシローが消えてくれないのね(つぶやき風)
夕食のメニューを当てることと、テストの山を張ることは得意なゴーカ君は、期末テストも平均点のちょっと上やちょっと下でクリア。
大のイチローファンで、凡退のシーンまでまねをするというゴーカ君のポジションはもちろんライト。
野球部の秘密練習はエキスパンダーを付けての水泳。
近藤監督は百本バントも毎日欠かさない。
今年から、田口率いる応援団にチアリーダーも加わることになり、ゴーカ君のあこがれている榎本加奈子似の女の子も参加するらしい。
小学校からゴーカ君のライバル横手山くんがピッチャーをしている名門、若葉学園と戦うことになった。
横手山の剛速球をゴーカ君はこれまで小学校、中学校を通じて一度も打てなかった。
チアリーダーの榎本加奈子似の女の子が「もしかしたら、ゴーカ君に女の子の一番大切な物、あげちゃう」と大胆発言したらしい。
12対0で若葉学園のリードのまま6回裏に突入。
横手山くん、目隠しや後ろ向き、股の間から投げるなど、次々とふざけた投球で四球を出し、2死満塁。
ここでバッターはゴーカ君。横手山の投球フォームが変わる。
一球目はボール。
二球目は近藤監督直伝のスクイズが成功してついに得点をあげた。
続いてのバッターもバントヒット。次も次もバントヒットで大逆転。
13対12で若葉学園を破った。
ゴーカ君は5打数3安打。
一回戦を勝ったごほうびに、榎本加奈子似の女の子からジャイアント馬場のサイン色紙をもらったゴーカ君は、 早速部屋に飾り、2回戦に突入。
対戦相手はなんだろ高校。
一回戦勝利以来飲み歩いている近藤監督は二日酔い。
ピッチャーはファミコンのやりすぎで腱鞘炎になってしまった。
さらに、打席に立つと、なんだろ高校のキャッチャーが出すなぞなぞが気になってしまって、打線も打てなくなってしまった。
ゴーカ君も『寒くなると暑くなって、暑くなると寒くなるものってな〜に?』というなぞなぞが気になって三振してしまった。
二回戦は0対2であっけなく試合終了。
青春とは何だ!何だ〜! 愛とは何だ!何だ〜!
熱い血をたぎらせて 朝日に向かって ちゃぶ台返し
ミはみんなのみ ラはらんらんらん
クは苦難を乗り越えて ルはるんるんるん
末は博士か大臣か 明るい未来にLet's Go!
お子さまランチにゃエビフライ 旗はお持ち帰り自由だよ
我らが母校 ミラクル学園 ミラクルくるくる月が回る
今年のサマージャンボ宝くじを買い損ねた。
部活に明け暮れた三年間バイトをしたことがない。
月に5000円のおこづかい。
去年の夏一枚だけ買った宝くじを探し出して調べてみると、3等の100万円が当たっていて大喜び! ・・・・・と思ったのもつかの間、今年の宝くじの当選番号を見ていた。
自宅のベランダにござを敷いて焼いている。
幼稚園のころ、先生に告白して振られたことに傷付き、家出をした。「北の海が見たい」と言い残し、新潟に旅立ったが、 駅員に泊められて、時間後には自宅に戻っていた。
ゴーカ君の引き出しには、小学校の頃初めて好きになったアイドル『キョンキョン』のファンクラブの会員証が入っている。
野球部の練習中「イエース」とかけ声を聞くと、頭の中で「イエース、イエース、イエース、イエース」と歌っている。
進路希望の用紙に「第一志望 東大」だけしか書かなかったが、これまで野球一筋だったために大学のことを調べたことが無く、 大学といえば東大しか知らなかっただけだった。
受験相談会に行って来た。
近頃、妹の長電話に少々困って、密かにPHSの購入を検討中。
しかし、貯金癖のないゴーカ君は残金36円の通帳を見て「だめだこりゃ〜」とつぶやくのだった。
敬老の日に肩叩き券をプレゼントする予定。
小学校5年生までおねしょをしていた。
小学校6年生までおじいちゃんと寝ていた。
おじいちゃんが寝ている間に、そっとパンツとパジャマを着替えて、素知らぬ顔で朝を迎えていた。
クラスメイトのどうしようすけ君に恋の相談を持ち込まれた。
どうし君が好きなのは、野球部のマネージャーの榎本加奈子似の女の子。
「告白した方がいいかな?」と聞かれ、「がんばれよ」と言ってしまった。
野球部のメンバーとバンドを組むことになり、そのバンド名をゴーカ君が「ムナシー」に無理矢理決めてしまった。」
しかし、メンバーの誰も楽器を演奏できないのであった。
お母さんが三味線をひく高木はギターを担当。
お父さんがアジのたたきが好きな中本はドラムを担当。
「昔おじいちゃんが大木凡人ののど自慢番組に出たから」と言い張ったゴーカ君がボーカルの座を射止めた。
ゴーカ君のクラスでは話し合いの結果、コスプレと縄文時代の研究に意見が分かれたが、学年主任の大河内蛾次郎先生が 「広末涼子似の看護婦姿も良いかもな」とつぶやいたため、男子の意見が集まり、コスプレを行うことが決定。
おじいちゃんには坂本龍馬のコスプレを勧められたが、乗り気がしない。
人魚姫のコスプレをしたところ、女子生徒から「かわい〜」といわれて新たな喜びを感じた。
金魚すくいを担当することになった。
ムナシーは「ガッチャマン」「マジンガーZ」「ひみつのアッコちゃん」のメドレーをやったところ、 女子生徒にではなく、PTAのお父さんお母さんが懐かしいメロディーに大集合。
広末涼子似の女の子の名前は「末広涼子」
末広涼子の体育祭でのブルマー写真は300円で発売中。
榎本加奈子似の女の子の名前は「榎本中子」
二人は毎日ミラクル学園前駅の改札を8時17分に通る。
ミラクル学園の巨大プールに浮かぶミラクル無人島では紅葉が始まり、学園のデートスポットに。
ゴムボートを持ち込んでナイトクルージングを楽しむ生徒が続出中との噂が。
ゴーカ君の食卓には大好物の絹ごし豆腐が湯豆腐で登場するようになった。
髪もすっかり伸びてそろそろ床屋に行こうと思っている。
9月になってから口癖のように「もう秋がここまで来たか。」とつぶやいていたが、 最近は紅葉を眺めた後、手帳に俳句を書いているらしいが、全て「紅葉かな ああ紅葉かな 紅葉かな」だった。
そろそろ年賀状を書き始めようとして、近所にハガキを買いに行こうとしたが、おじいちゃんの 「ちょっとワシのステテコのスペアーを買ってきてくれ。」という一言で、隣町まで足をのばすことに。 ステテコを選びながらぶつぶつつぶやくゴーカ君の声を聞いていた人がいた。
女の子に人気のある髪型にしようと思い、妹に好きな男性タレントを聞いたところ、T.M.Revolutionに決定。
しかし、小学生の頃から通っている床屋の長山さんは、「若い子に人気があるやつだろ。」と言って、 ゴーカ君の頭をブーメランを歌っているときの西城秀樹にしてしまった。
一人で歩きながら一人山の手線ゲームをしていた。
ミラクル学園では期末テストの真っ最中。明後日までがテスト期間中だが、 学園中の至る所にイルミネーションの飾り付けをするのに夢中で、自主登校をしていた。
しかも、その噂を聞きつけたクラスメイトたちが校庭に集まってしまい、クリスマスの飾り付けは無事完了。
ついでに明日のテストの山を互いに予測しあって、テスト勉強も逆にはかどった。
ゴーカ君も冬休みに突入。クリスマスに予定がなかったゴーカ君は「クリスマスにちゃらちゃらしている奴はダメだよ」 と気があった硬派の小宮山君と将棋大会に行く約束をした。
しかし、その後、末広涼子ちゃんが開くクリスマスパーティーに誘われてしまった。小宮山君は毎日電話をかけてきて 「男の約束だぞ」というが、末広ちゃんのクリスマスパーティーには行きたい。
冬休みに入って新しい計画表を作ろうとして台所からお盆を持ち出して大きな円を書き写したところまではよかったが、 茶の間で計画表を作っていたために家族の希望も書き入れることに。お母さんの希望は洗濯とトイレ掃除、 お父さんの希望は肩もみとお風呂で歌う鼻歌の合唱、おじいちゃんの希望は囲碁の相手と散歩など。 ゴーカ君と家族の希望を取り入れたら24時間では足りなくなり、やり直しとなった。
岩井家のお正月は毎年恒例の夫婦喧嘩で始まった。東京生まれの父は四角い餅でお澄ましのお雑煮を食べたがり、 京都生まれの母は丸いお餅に白味噌のお雑煮を主張。結局今年も二種類のお雑煮を食べてしまった。
大学生の兄が酔っぱらってゴーカ君を説教。「おとなしそうな女が一番恐いんだ〜。」を連発。
初夢は『涼子ちゃんと富士山を登っていると、涼子ちゃんがゴーカ君に迫ってきた。「積極的な女の子もいいなぁ」と思っていると、 鷹に乗った中小ちゃんがやってきて、ゴーカ君の頭の上になすび爆弾を落としてきた。』というもの。
受験ムードが高まって昼休みのお弁当の時間にも参考書に取り組んでいる人が続出。
食事はよくかんで楽しんで味わおう、がモットーのゴーカ君はせめて昼休みは楽しく食事をしうよと考え、 教室に湯豆腐セットを持ち込んで「昼休み湯豆腐パーティー」を計画。
しかし、その噂を聞きつけ、箸と取り皿を持参した校長先生の「私の試験問題に答えられた人から湯豆腐を食べていいぞ。」 の一言で湯豆腐パーティーは一転して緊張感漂う湯豆腐争奪戦になってしまった。 盛り上がるには盛り上がったが、果たして消化によかったのか、とちょっぴり悩んだゴーカ君であった。
毎日勉強にいそしんでいると思いきや、なにやらいそいそと手紙を書いていた。その内容は「14日はどうしているの?」 バレンタインデーまではあと3週間。
ようやくゴーカ君も志望大学を決定した。
第一希望はお正月にお参りに行った湯島天神で見かけた榎本中子ちゃんの絵馬に書いてあったミラクルユニバーシティー。
第二志望はゴーカ君のお兄ちゃんも通っている若葉学院大学にすることにした。
ミラクルユニバーシティーは筆記試験の他に面接がある。
高校受験の面接では特技を聞かれて千昌夫の物真似をした。
受験会場に行く度に必ず注目の的になってしまう。
選択問題ではサイコロを振りながら「何が出るかな?何が出るかな?」と歌ってしまう。
午前中試験を受けていると、ゴーカ君のお母さんが入ってきて、「あんた、また弁当忘れたでしょ。」とか言いながら届けに来る。
第一志望のミラクルユニバーシティーでは、おじいちゃんが持って行けと渡してくれた高さ2mの合格だるまを持ち込もうとして、 試験官に止められてしまった。だるまの中におじいちゃんが入っていたことは言うまでもない。
受験会場に足を運ぶ度、同じ教室で試験を受けているかわいい女の子に一目惚れしてしまう。
相手が忘れてもいないのに「この消しゴム使って下さい。」と大量に差し出すので、 本当に消しゴムを持ってきていないお目当て以外の女の子や、ごつい体格の男子にまで大人気。
その上、すべての消しゴムに自宅の連絡先を書き込んでいたら、バレンタイン前だというのに毎日のようにチョコレートが届く。 でもそれは、お目当ての女の子ではなく、男からばっかりというのが玉にきず。
末広さんが今日の夕方、ゴーカ君宛のチョコレートをポストに投函した。
バレンタイン当日に末広涼子ちゃんからのチョコレートが到着。
「こりゃあめでたい。早くひ孫の顔を見せてくれ〜」とおじいちゃんがおはぎを32個と2分の1買い込んできたが全部平らげてしまった。
チョコレートには手紙が添えられていた。その内容は「一緒にミラクルユニバーシティに行こうね。もし2人で合格できたら、 私の大切にしている初めてのものを、あ・げ・る」と書いてあった。
そこに突然の電話。受話器を取ると女の子の声が聞こえてきた。思わず「あれ?末広さん?」と言ったところ、 その女の子は榎本中子ちゃんだった。3秒ほどの沈黙があって、「ん・・・・・」という音の後、切れてしまった。
出席日数不足だということが判明した。
この事実を担任の日根文子先生から知らされたのは今週の月曜日。
日根先生に「ごめん、言ってなかったかしら?許して。」とあっさり言われた。
あわてて出席日数を稼ぐために行動を起こした。
まず、学校の事情通、山口智子似の保健の先生、神田川敏江先生から 「歴代の出席日数不足の生徒は、巨大プールに浮かぶミラクル無人島の落ち葉拾いをやって卒業にこぎつけたらしい。」という情報をget!
早速プールにゴムボートを浮かべせっせと落ち葉拾いをしたらしい。
ゴーカ君がボートに積んだ食糧を食べ尽くし、島に到着したのは3日目の朝だった。ビーチにつくとそこは落ち葉など無い南の楽園。 森に入るとすぐに家があり、そこでは美女がフラダンスを踊っていた。「ここは無人島なのに」などと考えるまもなく踊った。 その時ゴーカ君の肩をたたく者が・・・。
それは、10年前にやはり出席日数不足でミラクル無人島に上陸した生徒だったのだ。
無人島での楽園生活の中で時が経つのも忘れ、デリシャスな日々を送っていたこの生徒、急に里心がつき、 現実の世界に戻ろうとしていた矢先にゴーカ君の姿を発見したというわけ。
この生徒を連れて学園に戻ったゴーカ君は人命救助をしたということで一躍ヒーローに。
そして、その功績が認められ、無事に出席日数不足という難関をクリアし、やっと卒業を手にすることが約束された。
毎週聞いていたアルシェアタックのアドバイスのおかげで見事ミラクルユニバーシティに合格。
うれしさのあまり、周りにいる人を次々と胴上げしていくゴーカ君。
卒業式当日、みんなが学生服で出席する中、何と一人だけ羽織袴で出席。
それだけでも目立っていたのに、「卒業はめでたい事じゃ。」というおじいちゃんの一言で、 卒業証書の授与で壇上に上がったとたん、いきなりみんなの前で日本舞踊を披露した。
いつになくキリッとした表情に女生徒の熱〜い視線が集まったが、最後の決めのポーズのと事であろう事か袴の裾を踏み、転倒。 気絶してしまった。
結局、卒業式が終わった後、保健室のベットの上で一人卒業証書を受け取った。
ゴーカ君の家で野球部の友達と卒業旅行の相談をしていたところ、あの末広ちゃんから電話がかかってきた。
「私、榎本中子ちゃんたちと卒業旅行に行くんだけど、よかったら一緒に行かない?」というお誘いに「いいとも!」と叫ぶゴーカ君。
うれしさのあまり、連絡名簿でクラスのみんなに話したら総勢38名、全員で卒業旅行として伊豆に行くことになってしまった。
恋人岬でのフリータイム。ゴーカ君はついに末広ちゃんと2人きり。
海を見ると真っ赤な夕日、横には末広ちゃん、そして頭の中で鳴り響くSPEEDの「my graduation」。
そして末広ちゃんは言った。「私の大切にしている初めてのものをあげる。だから目をつぶって。」
ゴーカ君の心臓はもうバクバク。ドラマで見たように顔をちょっと傾けてちょっと口を尖らせていると、 知らないうちに周りに集まっていたクラスメイトから「おーまかせ!」の大合唱。
恥ずかしさのあまり、初めてのものはほっぺ止まりに終わってしまった。
「俺はこのほっぺたを死ぬまで洗わないぞ。」と誓うゴーカ君は4月から大学生。